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テスラに乗り始めてから、周囲に「どこで買えるの?」とよく聞かれるようになりました。確かに以前は「ほぼオンラインのみ」という特殊な購入方法が、EV検討者にとってのハードルのひとつだったように思います。その状況が、今月から一気に変わりつつあります。

テスラ日本法人は4月末から5月末にかけて新たに5店舗を順次オープンすると発表しました。国内の店舗数は計38店となり、1年前から約2倍に増えることになります。同社は2026年中の目標として60店舗を掲げています。

テスラ、5月末までに新店舗を5店 26年中に60店舗目標に向け

今回オープンする5店舗

新店舗の内訳は、大阪なんばパークス(4月29日)、東京・二子玉川ライズ蔦屋家電(5月13日)、東京・モリタウン昭島(5月25日)、宮城・イオンモール仙台上杉(5月27日)、北海道・イオンモール札幌発寒(5月29日)の5拠点です。

立地を見ると、ショッピングモールへの出店が一貫したパターンです。夜間まで営業している店舗が多く、仕事帰りや休日のついでに立ち寄れる設計になっています。

個人的に注目したのは二子玉川の店舗です。5月13日にオープンするこの店舗では、5月3日に発売した6人乗りEV「モデルYL」を試乗できます。モデルYオーナーとして、Lがどれほど別物かを実際に体感できる場が増えるのは、素直に興味深いです。

「オンライン販売」から「対面体験」へ——何が変わったのか

テスラがここまで積極的に実店舗を増やしている背景には、明確な数字があります。

テスラはこれまでオンラインでの販売がほとんどで、国内の販売は伸び悩んでいました。直営店舗での対面接客を強化したことが奏功し、販売台数を大きく伸ばしています。2025年の国内販売台数は前年比9割増の約1万600台と過去最高を記録。2026年1〜3月期は前年同期比2倍以上の約5,000台と好調が続いています。

この数字は正直、想像以上でした。「EVは試乗しないと決断できない」という声はよく聞きます。モデルYに乗る前の自分もそうでした。加速感、静粛性、ドアを開けた瞬間の空間の感覚——これらはスペック表では伝わらない。実店舗がその壁を取り除いているとすれば、販売増との因果は自然に読めます。

充電ネットワークとの組み合わせで見えてくること

店舗拡大と並行して、充電インフラの数字も確認しておく価値があります。

テスラのスーパーチャージャーは日本国内で北海道から沖縄まで全国148拠点・726基を運営しており(2026年4月末現在)、150kW以上の充電性能を持つ国内充電設備の大半を占めています。

「買える場所」と「充電できる場所」がセットで拡充されているのは、EV購入の判断において重要な意味を持ちます。初めてEVを検討する人にとって、充電インフラへの不安は購入を踏みとどまらせる要因になりやすい。近くに店舗があり、帰り道にスーパーチャージャーがある、という環境が揃ってはじめて「現実的な選択肢」として検討が始まります。

モデルYオーナーとして感じること

2年間モデルYに乗ってきて、周囲からEVについて相談されることが増えました。その際、「まず試乗してみて」と伝えるのですが、近くに店舗がないと現実的に難しい。今回の展開で仙台・札幌にも拠点ができることで、「地方在住だから試乗できない」という状況が少しずつ解消されていくのは、テスラオーナーとしても歓迎したい動きです。

一方で、気になる点もいくつかあります。店舗が増えることはサービスセンターの増加とは必ずしも一致しません。購入後のメンテナンス対応・修理の待ち時間といったオーナー体験の質が、販売網の拡大に追いついていくかどうか。この点は引き続き注視していくつもりです。

「60店舗」が意味する市場戦略

2026年中に60店舗という目標は、単なる数字ではないように見えます。現在のBYDを含む中国メーカー各社も日本市場への展開を加速させており、「先に顧客接点を確保した側が有利」という構図があります。

テスラがオンライン販売から対面重視に軸足を移した判断は、日本市場の特性——実物を見て、触って、試乗して初めて決断する購買行動——への適応として読めます。2025年の販売台数が前年比9割増という数字が、その判断の正しさを裏付けています。

EVを検討している知人がいる場合、「まず試乗を」と勧めやすくなりました。それだけでも、今回の店舗拡大には意味があると感じています。


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投稿者 TOSHI

EV・ガジェット大好きなIT業界に勤める、男の子二人、奥さん、ポメラニアンと過ごす40代。東京から地元茨城に移住し、平家戸建のITホーム化に勤しみつつ、念願のテスラを購入し楽しくドライブ中。EV、ガジェット関連の生活が便利で豊かになる情報を発信していきます。