2026年3月、日本のエネルギー市場に革命をもたらすプロジェクトが完了します。三菱商事や日産自動車などが進めてきた、一般家庭のEVを活用した大規模V2G(Vehicle to Grid)実証実験です。
これまでEVは「電気を消費する乗り物」であり、V2Hを導入しても「家の電気代を浮かせるための蓄電池」に過ぎませんでした。しかし、これからは駐車場に停まっている車が、電力網(グリッド)の安定に貢献し、対価として収益を生み出す「動く発電所」になるのです。
今回は、2026年度から本格化するV2Gの仕組みと、私たちが手にする新しい価値について解説します。
2026年3月、三菱商事・日産らの「V2G実証実験」がいよいよ完了
今まさに最終段階を迎えているこの実証実験は、東京電力管内の一般家庭を対象に行われてきました。三菱自動車の「アウトランダーPHEV」や日産「リーフ」など、V2G対応の充放電器を備えた家庭が、電力会社の指示に応じて自動で放電を行い、その報酬を得る仕組みです。
これまで、個人の車から電力網へ電気を戻すことは、技術的・制度的な壁があり困難でした。しかし、この実証により「数千台のEVを同時に制御し、街全体の電力不足を補う」というシステムの安定性が証明されました。3月末の実証完了を受け、4月からは一般ユーザー向けにこの「売電サービス」が順次開放される見通しです。
「家で使う(V2H)」から「街に売る(V2G)」へのパラダイムシフト
V2H(Vehicle to Home)をすでに導入している方は、昼間の太陽光を貯めて夜に使うことで節約していると思いますが、V2Gは、その電気を「家」ではなく「電力網」へ提供します。
なぜこれがお金になるのでしょうか? 2026年度から、日本の「需給調整市場」が家庭用EVのような低圧リソースにも本格的に開放されるからです。
電力が不足し、価格が高騰する夕方や酷暑時に、アグリゲーター(仲介業者)を通じてあなたのEVから電気を少しだけ提供する。すると、電力会社は高い発電所を稼働させる代わりに、あなたの車に「調整力」としての報酬を支払います。単なる節約から、攻めの「資産運用」への転換です。
車が「負債」から「収益を生む資産」に変わる日
多くの人にとって、車は維持費がかかる「負債」のような存在でした。しかしV2Gが一般化する2026年後半、車は駐車場に停まっている間に小銭を稼いでくれるようになります。
オーナーが手動で操作する必要はありません。スマホアプリで「明日の朝までに80%あればいい」と設定しておけば、AIが市場価格を監視し、最も単価が高い時間に自動で放電し、安い時間に充電してくれます。
シミュレーションでは、適切なタイミングで充放電を繰り返すことで、月々の充電代を実質ゼロにしたり、さらにはプラスの収益を得たりすることも不可能ではないと言われています。まさに「走るスマホ」ならぬ「走る貯金箱」の誕生です。
まとめ:次に車を買うなら「V2G対応」が絶対条件
2026年以降、車の価値は「走行性能」や「デザイン」だけでなく、「エネルギー供給能力」で決まるようになります。
もし今、EVの購入やV2Hの導入を検討しているなら、必ず「V2G(双方向充電)への対応」を確認してください。対応車種と対応機器を選んでおけば、将来的に制度が整った際、あなたの車はいつでも「稼げる資産」にアップデートできます。
車を買うことが、社会に貢献し、家計をも潤す。そんなワクワクする未来は、もうすぐそこまで来ています。
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