日本の道路環境に最も適したサイズとして、圧倒的な支持を得ている軽自動車。その電動化において、これまでは「日産サクラ」が市場を独占してきました。
しかし2026年、その勢力図が大きく塗り替えられようとしています。
1月の東京オートサロン2026で詳細が発表されたBYDの軽EV「RACCO(ラッコ)」を筆頭に、スズキやダイハツといった軽の本家も本格的な新型車を投入します。2026年は、日本の軽EVが「選べる時代」へと突入する、歴史的な1年になるはずです。
王者サクラを脅かす「BYDラッコ」驚異のスペック
2026年夏の発売を予定しているBYD初の軽EV「RACCO(ラッコ)」は、まさに軽EV市場の黒船です。
東京オートサロン2026のプレスカンファレンスで公表されたスペックは、これまでの軽EVの常識を覆すものでした。注目すべきは、用途に合わせて選べる2種類のバッテリー容量です。
・スタンダード仕様:約20kWh(航続距離 約200km超)
・ロングレンジ仕様:約30kWh(航続距離 約300km超)
※いずれも予定
現行の日産サクラが約20kWh、航続距離180km(WLTCモード)であることを考えると、ロングレンジ仕様の「300km超」という数字は驚異的です。BYD自慢の「ブレードバッテリー(LFP)」の採用により、高い安全性と長寿命も両立。さらに、軽スーパーハイトワゴンならではのスライドドアを備え、日本のファミリー層のニーズを完璧に突いています。
迎え撃つ国産勢:スズキ「Vision e-Sky」の量産化
軽自動車のトップランナーであるスズキも、黙ってはいません。2026年度内の発売を目指し、新型軽乗用EV「Vision e-Sky」の市販化を急いでいます。
スズキの戦略は、過剰なスペック競争ではなく「徹底した日常使いのしやすさ」にあります。普通車EV「eビターラ」で培った電動化ノウハウを軽規格に凝縮し、軽量化と電費(燃費のEV版)の良さで勝負を仕掛けます。
また、商用車分野でも2026年2月には「eエブリイ」の投入が控えており、乗用・商用の両面から「生活の足としてのEV」を盤石にする構えです。
参考:https://www.suzuki.co.jp/car/entertainment/mobilityshow/2025/e_every_concept/
ダイハツとホンダ:さらに広がる選択肢
ダイハツは2026年末に向けて、ストロングハイブリッドを搭載した新型軽自動車を投入する一方で、商用軽EVの展開も加速させています。
ホンダも、2024年に先行発売した「N-VAN e:」に続き、乗用モデルである「N-BOX」ベースのEV投入に向けた準備を2026年中にさらに進めると見られています。各社が競い合うことで、これまで「高い」「選択肢が少ない」と言われていた軽EVの価格競争が進み、消費者にとってはより買いやすい環境が整いつつあります。
2026年、軽EV選びのポイントは「航続距離」か「価格」か
補助金制度が充実している2026年において、軽EV選びは二極化していくと予想されます。
- 近距離特化・低価格派 日産サクラやスズキの新型など、バッテリーサイズを抑えて「実質200万円以下」で買えるモデル。自宅充電がメインで、買い物や送迎が中心の方に最適です。
- 長距離・万能派 BYDラッコのロングレンジ仕様など、軽でありながら300km以上の航続距離を持つモデル。週末のドライブもこなし、これ1台で全てを完結させたい方向けです。
まとめ:軽EVが「日本のメインカー」になる日
2026年は、軽EVが「セカンドカー」から「メインカー」へと昇格する年になります。
BYDラッコのような航続距離に優れたモデルの登場は、地方での移動や長距離通勤といった、これまでEVが苦手としていた領域をカバーし始めます。補助金130万円(※普通車。軽は58万円継続の見込み)の恩恵を受ける普通車EVに対し、軽EVは「維持費の安さ」と「取り回しの良さ」という最強の武器を持っています。
2026年の軽EV市場から、目が離せません。
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