電気自動車(EV)は環境に優しく維持費も安いと話題ですが、実際に子育て中の家庭にとってはどうなのでしょうか。チャイルドシートの取り付けやすさ、買い物の積載性、送り迎えの使い勝手など、家族目線でのEVの実用性が気になる人も多いはずです。
今回は、筆者自身がテスラModel Yと軽EVを実際に使い比べた体験をもとに、子育て家庭にとってEVは向いているのか?という視点で詳しくお伝えします。

家族向けEV選びで大事なポイント
子育て目線で重視するべきは「広さ」と「利便性」
小さな子どもがいる家庭では、乗り降りのしやすさや荷室の広さがとても重要です。特にチャイルドシートを取り付ける場合、ドアの開口部が広いか、座席の奥行きが十分かどうかは必ずチェックしたいポイントです。
最近ではSUVタイプのEVが増えており、車高が高めの方が子どもを抱えたままの乗せ降ろしがしやすいと感じました。
テスラModel Yを子育て家庭が選ぶ理由
チャイルドシートの取り付けはスムーズ?
テスラModel YはミドルサイズのSUVで、後部座席の足元スペースが広く、チャイルドシートを2台並べても比較的ゆったり座れます。ISOFIX対応なので取り付けもワンタッチで完了。初めてでも迷わず設置できました。
後席ドアが大きく開くので、子どもを抱きかかえたままでも乗せやすく、低いセダンより腰の負担が少ない点も親としては嬉しいポイントです。
買い物・旅行での荷室の余裕
Model Yの特徴として、フロント部分(フランク)にも荷物が積めるのが大きな魅力です。後部トランクはベビーカーを横向きに入れても余裕があり、そのまま週末のまとめ買いの食材を載せても問題ありません。
旅行時にベビーカー、キャリーケース、子どもの遊び道具を積んでもスペースに余裕があり、さすがはSUVと感じました。
送り迎え・普段使いの快適さ
EVはエンジン音がないので、子どもが眠っているときでも静かに家に着けるのが助かります。夜遅くに帰宅してもアイドリング音がないため、近所迷惑を気にせず駐車できるのも意外と大きなメリットです。
さらに、テスラのスマホキーでドア解錠ができるので、荷物が多いときに鍵を取り出す必要がないのも便利でした。
軽EVの子育て実用性はどうか?
軽EVならではの取り回しやすさ
軽EV(日産サクラなど)も子育て世帯に人気が出ているモデルです。Model Yほどの積載力はありませんが、保育園の送り迎えや近所のスーパーへの買い物なら充分です。
ボディサイズが小さいので、狭い駐車場でも楽に停められ、都市部に住む子育て家庭には心強い味方です。
荷室は小さめだが日常使いには十分
軽EVのリアの荷室スペースはコンパクトですが、買い物カゴ2つ分くらいは余裕で入ります。ベビーカーを積むとさすがに一杯になりますが、シートを倒せば大きな荷物も載せられます。
EVならではの子育て家庭向けメリット
電気代が家計にやさしい
子育て期は何かと出費が増えますが、EVは自宅充電なら月々の燃料代がぐっと下がります。太陽光発電と組み合わせれば、実質の電気代をほぼゼロにできる場合もあります。
充電時間を活かして用事を片付ける
急速充電の待ち時間も、子どものオムツ替えや買い物を済ませる時間と考えれば効率的です。ショッピングセンターに急速充電器が併設されていることも多く、子育て世帯との相性は意外と良好です。
静かだから寝てしまった子どもを起こさない
エンジン音がないのは本当に助かります。送り迎えの帰り道で寝てしまった子どもを、そのまま静かにベッドに運べるのはEVならではの強みです。
家族向けにおすすめのEV車種は?
ミニバンは少ないが選択肢は広がっている
国内ではEVのミニバンはまだ少ないですが、SUVや軽EVの選択肢は年々増えています。
・テスラ Model Y:荷室が広く、2台目のチャイルドシートも余裕で設置可能
・日産リーフ:中古市場も充実し、V2Hとの組み合わせで非常用電源としても活躍
・日産サクラ・三菱eKクロスEV:小回りと近距離移動のコスパが魅力
家族のライフスタイルに合わせて、どのシーンで使うかを考えればEV選びの失敗は少なくなります。
まとめ:子育て世帯にEVは十分アリ
今回の体験を通して、「子育て家庭でもEVは十分実用的」だと感じました。チャイルドシートの取り付けやすさ、荷室の余裕、静かで優しい走りは、子育て世帯にとって大きなメリットです。
まだ「充電スポットの少なさ」など課題もありますが、普段の移動距離や充電環境を考えれば、十分に現実的な選択肢になります。これからEVを検討する方は、送り迎えや買い物のシーンを思い浮かべながら、家族にぴったりの一台を探してみてください。
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